うなぎとあなごの7つの違い!生態から食べ方までの相違点は?

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うなぎとあなごの違い

うなぎとあなご…。

その違いって分かりますか?

何となく値段が高くて、かば焼きなのがうなぎ。

お手頃で白身なのがあなご。

ざっくりとこんなイメージでしたが・・・

うなぎとあなごには、しっかりとした違いがありました。

生態・形・味・価格・栄養・旬・食べ方
7つの違いについてお伝えします。

目次

うなぎとあなごの違い「生態」

 
うなぎとあなご。同じウナギ目です。

しかしうなぎは、ウナギ目ウナギ科ウナギ属。

あなごは、ウナギ目アナゴ科アナゴ属。

うなぎは、海で産卵し、孵化した後は川で成長します。
あなごは海で一生を過ごします。

うなぎは、淡水魚
あなごは、海水魚

うなぎは、環境によってオスになる時とメスになる時があります。

養殖で短期間で育てたうなぎは、9割以上がオスです。

あなごは、一生を海で過ごします。

日本で「あなご」といえば、マアナゴを差します。水族館で可愛いチンアナゴなどとは別物です。

海底の浅い海の砂泥底にいます。

大きさは様々で、メスは90㎝、オスは40㎝くらいが平均です。

ですが・・・
なんと6.4mもの大きさのあなごがイギリスで釣り上げられ、気になるお値段は7500円だそうです。

うなぎとあなごの違い「形」「味」「価格」

 

うなぎとあなごの形の違い

  • うなぎ…背中は茶色でお腹は黄色。尾びれの先端は丸い、下あごが出る
  • あなご…体は薄茶色、側面に薄い白い斑点。尾びれの先端は尖っている、上あごが出る

という特徴があります。

うなぎとあなごの味の違い

  • うなぎ…脂肪がたっぷりでこってりしている
  • あなご…淡白であっさりしている

という違いがありますね!

うなぎとあなごの価格のちがい

  • うなぎ…1,500~3,500円以上
  • あなご…500~1000円位

と、うなぎは高いです。

なんでこんなに高いかというと、

うなぎは今、漁獲高があなごよりも少なく、高騰しているからなのです。

ですが、最近「うなぎの完全養殖」(人工孵化した稚魚を成魚まで養殖するプロジェクト)に水産産業・教育機構が取り組んでいます。

絶滅化の危険が高い「にほんうなぎ」に、希望の光が見えてきましたね。

うなぎとあなごの栄養の違い

うなぎとあなごの栄養価の違い

うなぎ あなご
カロリー 255kcal 161kcal
タンパク質 17.1g 17.3g
脂質 19.3g 9.3g
ナトリウム 74mg 150mg
カリウム 230mg 370mg
カルシウム 130mg 75mg
マグネシウム 20mg 23mg
0.5mg 0.8mg
ビタミンA 2400μg 500μg
ビタミンB1 0.37mg 0.05mg
ビタミンB2 0.48mg 0.14mg
ビタミンD 18μg 0.4μg
ビタミンE 7.4mg 2.3mg
葉酸 14μg 9μg
ビオチン 6.1μg 3.3μg
EPA 580mg 560mg
DHA 1100mg 550mg

※日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

という違いがありました。

うなぎのほうがカロリーも栄養価も高いです。
特にビタミン群は素晴らしいですね。

DHAも青魚並みの値です。

ミネラルもバランスよく含まれていて、栄養豊富ですね。

注意点があるとすれば

胎児に影響があると言われる、ビタミンAの値が高いので、妊婦さんはうなぎを食べ過ぎないようにしてくださいね。

あなごも、栄養価の高い食べ物です。

ビタミンの値などはうなぎに及びませんが、うなぎとの差を比べると、カロリーが少ない分、食べすぎても問題ありません。

効率よく栄養を取るには最適ですね。

うなぎは滋養強壮に、あなごは普段の健康維持にちょうど良いのです。

そしてあなごもうなぎも、皮の部分にはコラーゲンが、含まれています。美肌効果が期待できます!

うなぎの旬は?

うなぎが冬眠から目覚めた5月頃は、まだ痩せていますが、8月頃から次第に太り始め、脂がのる旬は11~12月だと言われています。

うなぎは「丑の日」の習慣が定着して、すっかり夏に食べるものだと思われていますが、

天然うなぎの漁は5月からで、12月には終了するので、旬は秋から冬にかけての時期です。

養殖ウナギは温度調整のされた場所で食べごろになる時期を調整しています。
ですので、基本的に一年中美味しいうなぎを食べることができるのです。

夏でも「丑の日」に合わせて美味しく太らせてから出荷するので、夏でも美味しいうなぎが食べられます。

あなごの旬は

  • 美味しさが増す初夏(6~8月)
  • 脂がのる冬(10~12月)

と2つの旬があると言われています。

あなご本来の味が濃くなる梅雨から夏にかけての時期と、淡白なあなごの身に脂がのる冬、どちらも美味しそうですね。

この旬は人によって好みが分かれるそうなんで、ぜひ食べ比べてみてくださいね。

うなぎとあなご、食べ方は?

うなぎの食べ方と言ったら、やっぱりかば焼きでしょう。

焼いている途中で滴る油が余計な油っぽさを落とし、ちょうどいい脂を楽しむことができます。

かば焼きのたれも、身に合いますね。

あなごは、てんぷらか煮あなごにすると美味しいです。

あなごの身は淡白なので、てんぷらで油を加えるととっても美味しいです。

柔らかいあなごの身を崩さないように、美味しいダシで煮るのも美味しいですね。

甘いたれをつけた煮あなごをのせた鮨は定番ですね!

逆にうなぎのてんぷらは脂っぽくて美味しくないですし、あなごのかば焼きは脂が少なく、脂の乗ったふっくらとした食感になりません。

それぞれの良さを生かす料理でいただきましょう。

また、うなぎとあなごの食べ方によるカロリーの違いがあります。

うなぎの蒲焼は、100gで293kcal 160gで469kcal

穴子の天ぷらは、100gで237kcal 50gで119kcal

まとめ

うなぎとあなごの違いについて、ご参考になったでしょうか。

うなぎとあなご、それぞれに良さがあるんですね。

もう一度簡単におさらいすると

①生態
うなぎ➡淡水魚で海で生まれ川で成長
あなご➡海水魚で一生を海

②形
うなぎ➡背中は茶色でお腹は黄色、尾びれの先端は丸
あなご➡体は薄茶色、側面に薄い白い斑点、尾びれの先端は尖ってる

③味
うなぎ➡こってり
あなご➡あっさり

④価格
うなぎ➡1,500~3,500円以上
あなご➡500~1000円位

⑤栄養
うなぎ➡カロリー、脂質が高く、ビタミンAが多い
あなご➡カロリー、脂質が低い

⑥旬
うなぎ➡天然は11~12月、養殖は1年中
あなご➡6~8月・10~12月

⑦食べ方
うなぎ➡蒲焼
あなご➡天ぷら・煮付け

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