タピオカの原料は?カロリーや栄養を解説!茹でると減少する?

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タピオカの原料
中華街などで売られているタピオカドリンク。

女性の間で大人気のタピオカ

つぶつぶの食感が美味しいですよね。

しかし、タピオカって何?そもそも原料は?
と聞かれると…何でしょう?

タピオカの原料・カロリー・糖質・栄養は?

乾燥タピオカを茹でるとカロリーは、減少する?

などについてお伝えします。

目次

タピオカの原料は?

キャッサバ
タピオカとは、トウダイグサ科のキャッサバの根の茎から製造したデンプンの事です。

タピオカの原料は、キャッサバ。

キャッサバとは南米、東北ブラジルが原産の植物

根茎…というとわかりにくいですが、つまり芋ですね。

キャッサバは、大きく分けて甘味種と苦味種の2種類あり、甘味種は、青酸は少なく、苦味種は、内部に青酸が多い

食用のキャッサバは、甘味種で、青酸は少ないですが毒抜きをしないと食べられません。

世界じゅうの熱帯地方で栽培されています。

栽培方法はとても簡単で、茎を地中に挿すだけで根が育ち、そのまま発育します。

多くのデンプンを持つことから食用や、工業材料として利用されます。

食品の増粘度として使われる他、紙の強度を増すための薬剤としても使われます。

キャッサバをタピオカと呼ぶのは、ブラジルの先住民の言葉で、デンプン製造法を「タピオカ」というためです。

キャッサバは他にもマニオク、マンジュカ、カサーバ、ユカとも呼ばれます。

よく見る真珠のような丸い形のタピオカは「スターチボール」「タピオカパール」などと呼ばれ、糊化させたタピオカを容器に入れ、回転させながら雪だるま式に球状に加工し、乾燥させたものです。
中国語で「粉円」(フェンユア)と言います。

煮戻してデザートや飲料、かき氷や、スープの浮き身などに使われます。

台湾のタピオカティーは有名ですね。

元の透明な色の他にも、黒や色を付けたものなどカラフルなタイプのものもあります。

黒いタピオカは加工途中でカラメルを加えて黒くしてあります。

赤色などは食紅です。

タピオカのカロリーと糖質

タピオカの原料であるキャッサバのカロリー生産量はあらゆる穀物、芋類より多く、デンプンが多く含まれています。

栽培も楽なので、今後の食糧問題を解決する食料になるかもしれないとの期待も。
(しかし、青酸の毒があるので生では食べられません。毒抜きをしなければならなかったり、その場で加工しなければ腐ってしまうなど、加工には苦労する点もありますが…。)

タピオカのカロリー

タピオカ(乾燥)100g当たりのカロリーは355kcal

ご飯100g当たりのカロリー168kcal ですので2倍近くあります。

ですが、タピオカ(乾燥)を茹でると、カロリーは減少します。

茹でタピオカは、100gあたり62kcalとなり、さらにタピオカティーなどに入っているタピオカは30g~45g程度ですから18.6kcal~27kcal

業務スーパーの冷凍インスタントタピオカは、30gで31kcalですが、お湯で加熱するので、デンプンの炭水化物がお湯に溶け出し、カロリーも少し減ります。

茹でたタピオカは、気にするほどのカロリーではないですね。

ただし、業務スーパーの冷凍タイプのタピオカドリンクは、65gで163kcalとカロリーは、高いです。

タピオカの糖質

茹でたタピオカの糖質は、100g当たり15.2g

ご飯100g当たりの糖質は、100g当たり35.6g

※日本食品標準成分表2015年版(七訂)から引用

タピオカだけを、食べるぶんには、ご飯と比べるとカロリー・糖質とも少なくそれほど神経質にならなくても大丈夫です。

タピオカの栄養

タピオカの栄養素ですが、
・カリウム 1mg
・カルシウム 4mg
・リン 1mg
・鉄 0.1mg
・食物繊維総量 0.2mg
などが、わずかですが、含まれています。
※日本食品標準成分表2015年版(七訂)から引用

カリウムは余分なナトリウムを排出します。
むくみ対策に効果的です。

カルシウム、リンは歯や骨格を作るのに役立ちます。

特にカルシウムはイライラを抑えるのに効果的ですね。

鉄は血液を作るのに必要な栄養素です。

そして食物繊維はお通じに効果的です。

また、タピオカのデンプンは、難消化性デンプンという消化されにくい成分でできています。

糖質が多いものの消化吸収されにくいのです。

タピオカは、グルテンフリーなので、うまく量を制限して食べれるといいですよ。

もちろん、食べすぎると太ります。
何しろ原料がイモなので、炭水化物の塊です。

特に甘―いタピオカティーをあわせると美味しいけど、飲みすぎるとカロリーオーバーに。

そして、食物繊維も豊富なので、食べ過ぎるとお腹が緩くなります。

また、難消化性デンプンは取りすぎると下痢や腹痛、便秘を引き起こすこともあります。

あくまでも取りすぎると、という事ですが、個人差もあるのでお気を付けください。

炭水化物と甘いものの組み合わせって、どうしてこうも美味しく感じるのでしょうねぇ…。

ダイエット中でしたら、甘くないドリンクに入れたり、糖質を控えたスイーツと一緒にしたりして食べると良いです。

タピオカの茹で方

ここで、タピオカの茹で方をご紹介します。
・乾燥タピオカ(30g)
・水(1ℓ)
を用意します。

まず、タピオカを水半量(500ml)に一晩漬け、柔らかくなったら水を捨て、鍋に移します。
残りの水(500ml)を鍋に入れ、混ぜながら煮てください。

タピオカが浮いてきたら、固さを確かめ、タピオカが割れないようにザルに開け、冷たい水でしめて、出来上がりです。

あまり茹ですぎるとタピオカが溶けるので、ご注意ください。

また、甘さが欲しい方は、茹でるときに大さじ一杯の砂糖を入れて煮ると美味しいですよ。

水に浸す時間がなくても、そのまま煮ても大丈夫です。
ただ、小粒で15分、大粒だと一時間以上かかります。

最近は生タピオカも人気ですね。

乾燥させたタピオカは茹でないと使えませんが、生タピオカはそのまま使えます。

ただ、開封すると日持ちはしません。

冷凍するか、すぐに使い切ってくださいね。

まとめ

ちなみにですが、ミスタードーナツのポンデリングにはタピオカ粉が使われているのです。

また、ブラジルで有名なポン・デ・ケイジョ(チーズパン)は、キャッサバ粉が・・

あのモチモチした食感は、タピオカ由来らしいですね。

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