「アボカド」ってクリーミーで美味しいですね。
美容や健康にもいいから大人気!
でも、「アボカド」を切ってみたら果実に黒い筋が・・・
そんな経験をお持ちの方も多いはず。
黒くても大丈夫?傷んでない?
なんか心配ですね。
ですので・・・「アボカド」の黒い筋や黒い点々について、調べてみました。
アボカドの黒い筋や点々って食べても大丈夫?黒い筋や点々が出来る理由は?そんな疑問についてまとめてみました。
アボカドの黒い筋や黒い点々は食べられる?
アボカドあるあるですか?
275円もしたのに黒い点々が点々としてる!!!´д` ;
アボカド先輩〜!そりゃないっすよ〜!!! pic.twitter.com/S7MkIjVeMk— ふくい舞 (@fukuimai) 2014年4月11日
結論から言うと、アボカドの黒い筋や黒い点々は食べられます。
アボカドの緑色の果肉には、種にミネラルなどの栄養や水分を運ぶための維管束という組織があります。
この組織は周囲の果肉よりも酸化しやすい性質で、空気に触れる事で黒く変色するのです。
結果として黒い筋や黒い点々となって私たちの目に触れる事になるのです。
また、追熟がうまくいかなかったり熟しすぎた場合にも黒く変色します。
アボカドの黒い筋や点々の正体は「メラニン」で、このメラニンは無害です。
ですから、この黒い筋や黒い点々は腐っているというわけではありません。
安心して大丈夫ですよ。
腐っている時は全体がもっと黒くなり腐った悪臭がします。
とは言ってもちょっと気になる…という方はソースにしたりディップにしたりして食べるといいですよ。
また、少し食べてみて苦かったり、あまりにも筋っぽい時は、アボカドの黒い部分を取り除いて、使って下さいね。
アボカド黒い筋や黒い点々になる理由は?
アボカドは、熱帯地域で栽培されている果物ですので、温度が低いと「低音障害」になって黒く変色することがあります。
また、りんごやバナナと同じようにblowningという黒く変色する現象がおこりやすい果物です。
それは果肉に含まれるたくさんのポリフェノールとフェノール酸化酵素が空気に触れるとメラニンを作り出す為に変色して黒くなってしまうからです。
ですから、カットしたらなるべく早く食べてしまう方がいいですね。
どうしても食べきれない場合は、りんごと同じようにレモン汁をかけると黒くなるのを防ぐ事ができます。
また空気に触れる事で酸化してしまうのですから、ぴったりと密着させてラップをすることで1日くらいなら変色を防ぐ事もできます。
アボカドとは
アボカドとは紫色のような緑色のような深い色をした洋梨の形をした果物です。
原産地は熱帯アメリカ、熱帯地域で栽培されているクスノキ科の常緑高木です。
世界一栄養価の高い果物として知られていて、「森のバター」と呼ばれるほど多くの良質な脂肪分を含んでいます。
また、タンパク質、ビタミン、ミネラルも含みます。
全体の20%近くを占める脂肪分はそのうち80%が不飽和脂肪酸で、オレイン酸が多いのが特徴です。
アボカドの選び方は?
アボカドを購入する時に一番悩むのは選び方ではないでしょうか。今日のサラダに入れたいからと買ってきていざカットしてみたら果肉が固すぎて食べられないとか・・・
カットしてみたら果肉が黒くなっていた…とか、外からではなかなか分かりづらい果物ではあります。
かといって、売り場でしつこく触って柔らかさを確認するのも気が引けます。
そこで、そんなアボカドを選ぶ時のちょっとしたポイントをお伝えしたいと思います。
まず皮の状態です。
多くの果物に共通している「ツヤと張り」はとても大切です。
ツヤと張りのないものは果肉の水分が減ってしまっている可能性がありますから避けた方が良いでしょう。
皮の色は深緑と黒の間位の色をしている物がちょうど食べごろです。
お店に並んでいるアボカドの色は、大きく分けてそのように深い色をしている物と、明るい緑色をしている物の2つに分けられます。
明るい緑色をしている物の方がなんだかおいしそうな気がしますが、緑色のものはすぐに食べない時に購入しましょう。
数日常温で置いておくと食べごろになりますから、特売で安くなっている時に買い置いておく時はそんな緑色のものを選んで下さい。
そして、食べごろになったら冷蔵庫に入れ、なるべく早めに頂くようにしましょう。
そしてアボカドを選ぶ時に大切なもう一つのポイントはヘタの部分です。
アボカドはヘタの部分から熟していきます。
ヘタと皮の間に適度なすき間があるといいです。
隙間がありすぎると空気に触れやすくカットしたら傷んでいた…なんていう可能性もあります。
ヘタが取れてしまっている物も避けてください。
アボカドの保存方法
選び方も大切ですが保存の仕方も大切です。
アボカドは空気に触れることで変色しやすい果物です。
ですから、保存する時は一つ一つラップでぴったりと包み、ジップロックなどで密閉して野菜室に保存します。
皮を剥いて種を取り除き、食べやすい大きさに切ってレモン汁をかけてラップでぴったりと包み、ジップロックなどで密閉して保存すると冷凍保存も可能です。
冷蔵で保存する時も同じようにすると良いでしょう。
アボカドは28度以上になると腐りやすく、かといって低温で保存すると味が落ちてしまうデリケートな果物です。
真夏や真冬は気を付けて下さい。
まとめ
アボカドの黒い筋や点々に関するまとめはいかがでしたでしょうか。
アボカドに出来る黒い筋や黒い点々は食べても大丈夫です。
ですが、見た目にも美味しくアボカドを食べるには、まず選び方が大切だという事がおわかりいただけたと思います。
そして、食べるタイミングに合わせた選び方も重要です。
基本的にはカットしたら一度に食べきる事が美味しく頂くポイントではありますが、どうしても食べきれない時は空気に触れないように保存することが重要です。
もしもカットしたらまだ固かった…そんな場合も諦めないで下さい。
固いアボカドはレンジで加熱すると柔らかくなります。
1分加熱してからその後は様子を見ながら加熱をしていくことで柔らかいアボカドになりますよ。
栄養豊富で様々な健康効果を持っているアボカドですが1個でご飯1杯分ほどの高カロリーな果物ですから、くれぐれも食べ過ぎには気を付けて下さいね。
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