「オクラ」の持つネバネバ成分が
体にいいと、注目されてますね。
夏には欠かせない野菜です。
輪切りにすると星の形をしていて
見た目もかわいらしいです。
なんとエジプトで千年も前から食べられていたそうです。
そんな「オクラ」ですが、どう調理していますか?
オクラは生のまま食べる事が出来るのでしょうか。
時短の下処理方法と栄養や効能は?
そんなオクラへの疑問をまとめてみました。
オクラは生で食べられる?時短下処理方法は?
オクラは生で食べる事が出来ます。
小さいオクラの方が柔らかいので生食に向いています。
時短の下処理方法は
ネットに入ったまま塩をふり揉み洗いする
と、まな板で板ずりするよりも、時短になります。
その後で硬い額の部分を切り落としサッと
水洗いして産毛を取り除き薄切りにしたり細かく刻んだりして頂きます。
その上にかつお節と醤油をかけるだけで
夏の食欲がない時でも、自然ご飯が進みますよ。
ぜひ、1度試してみて下さい。
また、大きいオクラは、生で食べるには
硬いですので茹でた方がいいでね。
茹でて食べる場合は
穴が開かない程度に先端を切り落とすか
がくの部分をくるっと剥きとる事で
茹で上がりが水っぽくなりません。
生でも食べられるくらいですからさっと
茹で、目安は30秒~1分位です。
その後冷水にとって水気を切り、水分を拭きとってからカットして下さい。
茹でる前に塩もみをするか、時間がなけれ
ば、茹でるお湯に塩を入れても大丈夫です。
塩もみしてから茹でた方が色よく仕上がりますよ。
オクラの栄養や効能は?
オクラのネバネバ成分は、水溶性食物繊維
であるペクチンです。
ペクチンには腸内環境を整えて便秘を解消する働きがあります。
腸内の善玉菌のエサになり、腸内フローラ
のバランスを整えてくれるのです。
また、水分を含むとゲル化する為に糖の
吸収を抑える働きがあり、食後の血糖値の
急上昇を防いでくれますから、糖尿病の予防に効果が期待出来ます。
胃粘膜強化、胃壁保護、傷ついた胃粘膜
修復胃炎や胃潰瘍の予防、鼻や喉の粘膜保護・強化
によってウィルスの侵入を防ぎ風邪やアレルギー予防にもつながります。
さらに、ペクチンは
タンパク質分解酵素が含まれていて、肉や
魚と一緒に摂るとタンパク質の消化吸収を促進してくれる為
疲労回復にも役立つのです。
オクラの旬は6~9月暑い時期の野菜です
から夏バテで弱った胃腸をいたわってくれるでしょう。
また、ペクチンにはコレステロールの吸収
を、抑える働きもありますから、気になる生活習慣病の予防にもなりますね。
オクラの持つ栄養はこれだけではありません。
疲労回復や栄養補給に役立つビタミンやミネラルも豊富です。
- 糖質を代謝してくれるビタミンB1
- 脂質を代謝してくれるビタミンB2
- 活性酸素を減らすビタミンC
- 成長促進や免疫維持に欠かせないアミノ酸生成に必要なビタミンB6
- 造血に必要なビタミンB12
- 細胞の生まれ変わりを行う働きを持つ葉酸などのビタミンB群
- カリウム、カルシウム、マグネシウム、モリブデンなどのミネラルも含まれています。
葉酸は赤ちゃんにとってとても大切な栄養素。妊婦さんもしっかり摂りたい栄養です。
このようにあの小さな緑のオクラには
挙げて行けばきりが無いほどの栄養がギュッと詰まっているのです。
ネバネバ成分は身体に良いと話題になっていますが、オクラもその仲間なのです。
オクラの効果的な食べ方は?
オクラは、多少の加熱では栄養価は変わりませんが
どんな野菜にも言える事ですが、茹でると
野菜の持つ栄養成分が水に溶けだしてしまう為
なるべく短時間に茹でる事が大切になります。
オクラも例外ではありません。
オクラを加熱する場合はフライパンに少し
の水を入れて、ふたをして30秒~1分位蒸し煮してから
氷の入った冷水につけて、早めに水切りすると
栄養成分が損なうのを最小限に抑えられます。
オクラの持つ栄養を逃さすしっかりと摂りたい場合は
生のままスープやみそ汁、煮物などに
入れると、汁の中に栄養成分が残りますから効果的な食べ方といえるでしょう。
また、タンパク質消化吸収を
促進してくれる働きがありますから
肉や魚と一緒に摂る事でタンパク質の吸収
が上がり、疲労回復のみならず、美肌にも効果が期待出来ます。
だからと言って、そればかりを食べてしまうのはよくありません。
色々な食品を少しづつ摂れるように毎日の
食事を工夫していくのが、気温の変化の
大きい最近の環境に対応していく上でとても大切な事です。
まとめ
オクラについてのまとめはご参考になったでしょうか。
今まで何気なく食べていたオクラですが
たくさんの栄養が含まれているので
夏には欠かせない野菜の1つですね
サッとゆでておひたしなどで食べるのはもちろんのこと
味噌汁やサラダに、冷ややっこや
そうめんのトッピングにすれば
見た目も緑が鮮やかですし栄養価もアップ
暑くて落ち気味の食欲も増進すると思います。
腸の中の様子をお花畑に例えて表現してる
腸内フローラのバランスを整えてくれますから
私たちの健康を維持してくれる野菜の1つと言っても良いでしょう。
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