喪中にお歳暮を贈る時のマナー「のし」から品物までの注意点がこれ!

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喪中 お歳暮 マナー
お歳暮は、お世話になっている方へのお礼や挨拶の品ですね。

ですが、相手の方にご不幸があったら、どうすれば良いのでしょう?

お歳暮を贈ったら失礼になるのでしょうか?

また、自分の身内が喪中の時は・・・

●贈る相手が喪中
●自分の身内が喪中
にわけて
喪中期間にお歳暮を贈る時の知っておきたいマナーなどについて調べてみました。

目次

「喪中期間のお歳暮」の基本は?

喪中期間にお歳暮を贈る時の知っておきたいマナーの前に

「喪中期間のお歳暮」について簡単にお伝いします。

そもそも、喪中の時にお歳暮を贈ってもいいのでしょうか?

失礼にならないのでしょうか?

結論から言うと喪中の時にお歳暮を贈っても問題ありません。

お歳暮は慶事のものではなく、相手への感謝の意をこめたり、またこれからもよろしくお願いします、という挨拶の意を込めるものです。

なので、基本的には相手、または自分の身内が喪中でも関係ありません。

●喪中時に控えるべきこと

喪中の時に、控えなければいけないことは「お祝い事」です。
お祝い事の例として、年賀状があります。

実は、年賀状は新年をめでたく迎えたとういうことを祝う手紙です。

祝う手紙になりますので、喪中の時に年賀状を送るのは、当たり前ですがNGです。

「喪中につき、新年のご挨拶を失礼させていただきます」という内容の喪中はがきは、めでたく新年を迎えることが出来ないということで送るのです。

また、お歳暮を贈る時に注意することは、法要の四十九日が終わらないうちには贈らないことや、初七日法要や、法要の日に持参するのも避けるということです。

「喪中と忌中の違いや期間」を参考にして下さい。

と、ここまでが考え方の基本になります。

実際に、喪中期間にお歳暮を贈る時にはマナーがあります。

どんなことがあるのでしょうか?

●相手が喪中期間のお歳暮マナー
●自分の身内が喪中期間のお歳暮マナー
にわけて、それぞれ細かい点について、お伝いしていきますね。

相手が喪中期間のお歳暮マナー

相手が喪中の場合

  • 四十九日以降(忌中明け)に贈る
  • 故人宛にお歳暮を贈らない
  • 添える手紙の内容はお祝いの言葉は避けて
  • 喪中にあったのし紙を使う

という事にご注意ください

忌中期間は、控え時期をずらして忌中明けに贈りましょう。

お歳暮の毎年の宛名が故人で、ご家族と特に深い縁がない場合、お世話になった当人が亡くなったのをきっかけにお歳暮を止めるのが一般的です。

故人がご家族だった場合、お歳暮に同封、または別送する手紙には「お祝いの言葉」は使わないようにします。

のし紙ですが、通常のお歳暮は紅白の蝶結びの水引が書かれたのし紙を使うのに対し、喪中の場合は水引なしの無地の掛け紙(のし紙)、または短冊を使います。

その他にも、相手の方が気落ちしていることを思いやることが大切です。

故人の方が好きなものやお花を贈って「御仏前にお供えください」と添えたりすると丁寧ですよ。

自分の身内が喪中期間のお歳暮マナー

自分の身内が喪中の場合

  • 四十九日以降(忌中明け)に贈る
  • 故人宛でもお礼状を書く

ということが大事です。お歳暮を贈る場合、四十九日以内に贈ることは相手に「穢れ(けがれ)」を贈る、という事になります。
慎んだ方が良いでしょう。

忌明けを待っているとお歳暮の期間が過ぎてしまう時には、この場合も、松の内を避けて「寒中見舞い」として贈ります。

故人宛に、喪中にお歳暮をいただいた場合ですが、おそらく、相手の方は不幸を知らされていないか、不幸を知る前にお歳暮の手配をしてしまった可能性があります。

その場合、お礼状を出して、贈り物のお礼とともに、当人が亡くなったことをご報告します。

お贈りいただいた相手に対して、こちらが気を遣わせないようにするのが礼儀です。

忌中でお歳暮の時期が終わってしまう場合はどうする?

ご不幸があって間もないご家庭に贈るときに四十九日を過ぎるとお歳暮の時期が終わってしまう場合は、時期をずらして「寒中お見舞い」にしても良いです。

松の内を避け、関東では1月7日、関西では1月15日以降に贈ります。

通常のお歳暮であれば、松の内にお贈りするときには「お年賀」でお送りしても良いのですが、喪中の方へ贈る場合は避けてください。

本来ならお歳暮は持参するものですが、最近はデパートからお贈りするのが主流です。

デパートの店員さんはプロですから、事前に相談すると良いですね。

熨斗(のし)・のし紙などを使わずに短冊のしなどのシンプルなものを使う、などの心遣いをしていただけると思います。

喪中のお歳暮!品物の注意点

品物も、「紅白」などのお祝い事を連想させるものを選ばない方が良いでしょう。

正月近くなので、ついつい縁起の良いものを選びたくなりますが、相手の立場を思いやり、贈り物のマナーを守りましょう。

また、昨今では言われなくなりましたが、身内が亡くなった場合

そのご家族は肉や魚など殺生は避け、精進料理を食べて身を慎むという習慣が残っているところもあります。

そうでなくても、忌明け間もない時に、ハムやカニ、ビールなどのお祭り感が感じられるものはそぐわないですね。

毎年ハムを贈っていて、先方も楽しみにしている…、故人が特にお酒が好きだったのでご仏前に…などの理由がない限り、肉や酒は避けて、無難なものを贈るのがおススメです。

また、当たり前ですが、いくら喪中といっても、お線香などはお歳暮として一般的ではありません。

喪中の方に贈るお歳暮で人気の品は?

喪中の方へ贈るお歳暮として人気のものは、やはり相手の方の悲しみに寄り添える、お菓子やコーヒー、紅茶などですね。

ご葬儀や法要の準備、さらに心の整理などで息をつく暇もないご家族の方に、気分転換のティータイムをご提供させていただけます。

特にチョコレートは、食べた時に気分を楽しくさせる成分「ドーパミン」が入っているので、人気の品です。

心を込めたお礼状と一緒に、贈ってみてはいかがでしょうか?

また、商品券やカタログギフトなども人気ですよ。品物を選ぶのは、ちょっとした気分転換になりますよね。

まとめ

喪中にお歳暮を贈るマナーなどについては、ご参考になったでしょうか。

喪中にお歳暮なんて、不謹慎じゃない?と考えがちですが、相手にご不幸があったから、いつもお世話になっているお礼をしないのはおかしいですよね。

悲しみに沈んでいるご家族の方を思いやって

  • 忌中期間では、時期をずらす
  • のし紙をかえる
  • お祝い言葉を使わない
  • 品物にも気を遣う

という気遣いは大切ですが、感謝の気持ちを表すことと、喪中でお祝い事をしないこと。
どちらかを優先する、といったものでもありません。

どちらもお互いにお相手を思いやってのことですから、お歳暮を贈っても、こちらがいただいても、問題はありません。

※ただし忌中期間は、控えて下さい。

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