冬瓜の旬はいつ?栄養や効能と副作用は?冬の時期ではなかった!

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冬瓜の旬?栄養や効能と副作用

「冬瓜」の旬の時期をご存知ですか?

冬の瓜と書いて「とうがん」

何となく、「冬瓜」って冬のものだと
思っていましたが、違うのでしょうか?

さっそく調べてみました。

冬瓜の旬はいつ?栄養や効能と副作用はあるの?
についてお伝いします。

目次

冬瓜の旬はいつ?おもな産地

冬瓜の時期は7月~10月にかけて。
特に旬は7月~8月の真夏になります。

主な産地は、順に
1位 沖縄県
2位 愛知県
3位 岡山県
となっております。

沖縄の収穫のピークは4~6月で
沖縄では冬瓜の事を「シブイ」といいます。

味が淡白であっさりしていて、豚肉と
相性抜群なので、煮物や炒め物など
たくさんの沖縄料理に使われています。

沖縄経済連は、4月10日を「冬瓜の日」
としています。
シブイの4と、とうがんで10、です。

冬瓜の栄養や効能と副作用

冬瓜は主に「カリウム」を含み、高血圧や
心筋梗塞、脳梗塞を予防すると言われています。

利尿作用があり、水分排出の効果がある
ので、夏場のむくみ解消に効果的です。

排膿作用もあるため、夏の風邪で咳が出て
いるのに痰が取れない時にも使います。

ニキビや水腫にも効果があります。

炎症作用もあるので、生理痛の緩和、熱や
痛みを鎮めたいときにも効果的です。

また、カロリーが低く100gで15キロカロリーしかありません。

それでいて大きめ果肉に、水分が豊富なの
で、食べ応えがあります。

また、冬瓜に含まれる栄養素の一つである
「サポニン」は、糖の吸収を抑えて脂肪を
燃焼させる効果があると言われています。

中国の薬学書に
「太りたい人はウリを食べてはいけない」
と、書かれているほど、ダイエット効果があるんですよ。

95%が水分なのですが、強力な水分排出作用があります。

適度に水分を取りつつ、いらないものを出せるんです。

そして、「ビタミンC」が豊富です。
100gに39mgもあるんですよ。
ミカンやグレープフルーツを超えてます。

ビタミンCは、メラニンの生成を抑え、コラーゲンの生成を助けます。

そして、便秘を防ぐ作用もあります。

冬瓜の食物繊維は、不溶性2:水溶性1の
ベストバランスなんです。

食物繊維は、取らないと便秘、取りすぎる
と便が出にくくなって便秘…。と難しいのですが

冬瓜の食物繊維のバランスが良いので
これだけ取っていても便秘にならないんです。

冬瓜は脱水と解熱を防ぐ、夏に良い食材です。

ただ、冷え症の人が食べるときはショウガ
などの体を温める食材と組み合わせないと、体が冷えすぎます。

冬瓜は、ショウガにも合いますよ。

また、頻尿気味であったり下痢の時は
食べるのを控えたほうが良いでしょう。

また、夏でも、冬瓜の他に冷たいものを
食べたり飲んだりしがちですよね?

そのため、さらに冷たい状態で冬瓜を
取ると、胃腸が弱くなりがちです。

夏でも、出来れば煮物などで温めて
食べたほうが、冷えすぎません。

また、冬瓜に含まれているサポニンは
取りすぎると尿中にタンパク質が排出され、肝臓に負担がかかります。

普段、食事として食べる分には大丈夫です
が、肝臓の悪い方は、取りすぎにご注意ください。

冬瓜の調理の仕方のポイント

冬瓜は、あまり味がないので、とっても料理に使いやすいです。

煮物、スープ、みそ汁の具、炒め物と、万能に使えます。

大きな実が、あっという間になくなります。

クセがないので、なんにでも合います。

特に火を通すと、柔らかい大根のような
食感に変わります。

冬瓜の皮を、厚くむくと肉、魚などの
うまみ成分がしっかり身に入るので、どんな料理にも合います。

皮の周りの硬い部分がそぎ取り、白い部分が出るくらい、切りましょう。

また、冬瓜の皮を薄くむく場合

包丁の背で冬瓜の皮をこすって
取り除いてから調理すると、きれいな緑色になります。

冬瓜の翡翠(ひすい)スープや翡翠煮など
の、中華料理でよくみかけます。

ワタは早く痛むので、取り除きましょう。
種ものぞいてください。

また、皮はきんぴらに、ワタは塩もみして
食べても美味しいです。

冬瓜を切る時は、皮が滑るうえ硬いので
滑らないようにまな板の上に濡れたふきん
などを置いてから

一気に切らずに、包丁を少し差し込んで
回すように切ると危なくないです。

「冬瓜の名前」由来

冬瓜の名前の由来は
「切らずにそのままにしておけば、冬まで持つから」
と言われてます。

切ったものは4日くらいでダメになりますが
切らずに冷暗所においておけば、
3か月~半年は持ちます。皮が厚いんですね。

冬瓜の季節は7月から秋までなので、秋に
収穫して、冬に熟したものが美味しいから、という説もあります。

他の瓜に比べて、熟れるのが遅い、というのも理由の一つです。

他にも
「皮にできる粉のような模様が雪に似ているから」
という説もあります。

完熟すると表面に白い粉(ブルーム)がつくからです。

冬瓜は、江戸時代からの名称で、もとは
「カモウリ」と呼ばれていました。

カモ→鴨。俗説ですが、表面の模様を鴨に
たとえたという説があります。

また、若い実は獣のように毛が生えている
ことから、「ケモノウリ」→「カモウリ」になったという説も。
面白いですね。

世界の冬瓜

冬瓜の原産地は、原産はインド、東南アジア。

平安時代にすでに「本草和名」
に記録があり、日本の中でもなじみが深い食材です。

お隣の中国では漢方でも、冬瓜の種(とうがんし)
を使って、その薬効を生かしています。

広東料理では、冬瓜をくり抜いてハムや
シイタケなどの具材と水を入れ、全体を
蒸した「トンクワチョン」という料理があります。

冬瓜と五目材料の蒸しスープです。

宮廷料理なので、ホテルで食べるような格式高い料理なのですよ。

冬瓜の表面に浅く彫刻の飾り模様を入れた
りして、豪華に演出します。

台湾では、缶ジュースの冬瓜の甘いお茶や
冬瓜と、黒砂糖を煮込んだものも売ってます。

まとめ

いかがでしたか?

「冬瓜」という名前ですが、夏に食べると
良い食材でした。

さっそく食べてみることにします。

ご参考になれば幸いです。

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