夏至の食べ物って何がある?地域の風習と2018年はいつ?

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夏至の食べ物って何?

冬が近くなると、どんどん日暮れが
早くなり何となく慌ただしい夕暮れを
迎えるようになりますね。

反対に夏が近くなると7時頃まで明るい日が
続きますから、1日が長くて得したような気持ちになります。

1日の時間は24時間で変わらないのですが
明るい時間が多いか暗い時間が多いか
で気持ちの持ち方が随分違ってくるものです。

1年のうちで最も昼が長い日が夏至です。

2018年の夏至について掘り下げてみようと思います。

夏至の食べ物って何がある?風習と2018年
はいつ?についてお伝いします。

目次

夏至の食べ物や風習は

冬至にはかぼちゃを食べてゆず湯に入る
という風習はよく知られていますが

夏至は…?あまり知られていません。

昔の田植えの時期は6月下旬でした

そのため、夏至の時期は農繁期、農作業が
忙しくなる時期ですから、夏至に何を食べるかというより

田植えの頃によく食べられていたもの
として捉える方が良いのかもしれません。

今では、早期栽培を可能にする技術が開発
されたため、4月から5月に田植えをする
ことが出来るようになりました。

また、地域によって田植えの時期も違います。

東北は、気温が下がる前に収穫するため早く。

九州は、逆に遅いです。

そう考えると、地域によって食べる物が
違ってくるという事に納得できると思います。


大阪夏至食べ物
関西地方ではタコを食べる風習があり、
それは夏至から数えて11日目の
半夏生(はんげしょう)と呼ばれる田植えの時期に、

しっかり地中に根を張って丈夫な作物
に育って欲しいという願いが込められています。


愛知夏至食べ物
愛知はイチジクの田楽を食べる風習があります。
愛知県のイチジク生産量は、全国1位ですの
うなずけますね。


関東は、昔は二毛作が盛んで
小麦が豊富だった為に、小麦を使った焼餅


奈良は、もち米と小麦をあわせてつき、きな粉を
まぶしたお餅で、「半夏生餅」


京都の夏至 水無月
京都は、三角形のういろうの上に小豆のせたお菓子
「水無月」
半年に一度の厄落としである6月30日に
行われる行事、夏越の祓(なごしのはらえ)に食べられます。


大阪は餅と小麦粉で作っただんごにきなこをまぶした
「半夏生だんご」


香川夏至食べ物
香川は、収穫した小麦を使ったうどんです。
半夏生(7月2日頃)にうどんを食べる風習から

さぬきうどん協同組合が毎年7月2日を
「さぬきうどんの日」と定めました。


福井夏至食べ物
福井は焼きサバ
大野藩の殿様が、田植えで疲れた農民たち
に配ったと言われてます。
夏を乗り越えるための昔の知恵ですね。


その時期に豊富にある素材を使った物を
忙しい時期に手軽に食べる事の出来るもの
が夏至の食べ物になっていったのではないでしょうか。

また、田植えで疲れた体を癒やす食べ物でもありますね。

夏バテ防止に冬瓜を食べる地域もあるようです。

汗ともに失われるのがカリウム。
そのカリウムやビタミンが豊富に含まれて
いるのが、冬瓜です。

暑くなっていく夏至には、ぴったりの食べ物ですね。
詳しくは冬瓜の旬はいつ?で確認してみて下さい。

海外での夏至の様子は?

夏至は北欧ではとても重要な日です。

スウェーデンではニシンの酢漬けやゆでた
じゃがいもなど
を食べます。

北海道の当別町はスウェーデンの
レクサンド市と姉妹都市で、マイストング
と呼ばれる豊穣のシンボルの立ち上げや
フォークダンスなどが行われる他

北の地北海道では各地域で20時から22時の
間電気を消してロウソクの灯りで過ごすキャンドルナイトが行われます。

他にも、三重県伊勢市二見浦では、海中に
沈んでいる霊石「輿玉神石(おきたましんせき)」
の鳥居の役目をしている

夫婦岩の間から昇る太陽「日の大神(天照大神)」
を拝んで禊を行う夏至祭もあります。

2018はいつ?夏至とは

毎年夏至は6月21日ごろとされていますが
2018年の夏至は6月21日(木)です。

夏至とは、1年のうちで昼の時間が最も長い日です。

二四節気では10番目です。

二四節気とは季節の区分で、1年を約15日
ごとに分けた季節で、元々は中国から入ってきたものです。

古代中国では月の暦が用いられていました
が、太陽の運行をもとにしたものとはずれている為に

太陽の運行をもとにした二四節気が暦に
用いられるようになりました。

はるか2600年も前の中国で生まれた物です
から日本でそのまま使うのは多少ずれがありました。

ですが、農業をする上ではとても役立った
ために、日本でもそのまま使われてきました。

1春の気配が現れる立春
2雪や氷がとけはじめる雨水
3冬眠から虫や蛙が目覚める啓蟄
4昼と夜の時間が等しくなる春分
5植物が芽吹く清明
6五穀を潤す雨が降る穀雨
7夏の気配が現れる立夏
8草木が成長する小満
9穀物の種まきの時期である芒種
10昼が最も長い夏至
11小暑12大暑
13立秋14処暑
15白露16秋分
17寒露18降霜
19立冬20小雪
21大雪22冬至
23小寒24大寒
の24に分けられています。

夏至は細かい季節の移り変わりを表している

二四節気の中の1つで、昼が最も長いとされる日です。

夏至の豆知識

1年のうちで最も昼の時間が長いと言われている夏至。

実は東京では日の出が早い日は夏至の日
ではなく夏至の1週間ほど前です。

夏至の日の出が一番早い日というわけではありません。

また、日照時間も地域よって違います。

夏至の札幌の日の出は3時55分
日の入りは19時18分、日照時間は15時間32分。

東京は日の出が4時25分、日の入りは19時
日照時間は14時間35分。

名古屋の日の出は4時38分、日の入りは19時10分
日照時間は14時間32分。

那覇は日の出が5時38分、日の入りは19時25分
日照時間は13時間47分です。

北に行くほど日照時間は長くなるのですね。

北極圏に行くと、一日中明るい白夜があります。

まとめ

2018年の夏至の時期や夏至の食べ物や
風習についてのまとめはいかがでしたでしょうか。

昼の時間が長く、もうそろそろ暑い夏が
やってくる予感がするのが、夏至の頃だと思います。

北欧は日照時間が短い為、夏至は特別な日
で、お祭りも賑やかに行われます。

日本では農作業で疲れた人の為に振る舞う
日という捉え方をしていたようですね。

一つしかない太陽がもたらす夏至という
出来事は、地域によってそれぞれの捉え方があります。

一つの事でもいくつもの顔を持っている
ことを教えてくれているような気がします。

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