チューリップは、幼児からお年寄りまで知らぬ者はいないくらいメジャーな、春の花です。
花壇にチューリップが咲くほどに春めいてくると、お出かけが楽しくなりますね。
しかし、このチューリップの花言葉、怖いものもあるという噂も…。
こんな愛らしい花に怖い花言葉?
どういう事でしょう?
- チューリップの花言葉は怖い?
- チューリップの色別と本数別の花言葉
- チューリップの国オランダに伝わる伝説
などについてお伝えしていきます。
チューリップの花言葉は怖い?
ピンクのチューリップの花言葉は🌷『愛の芽生え』『誠実な愛』✨
黄色のチューリップ 望みのない恋
白いチューリップ 失われた愛、新しい愛
斑のチューリップ 疑惑の愛
黒いチューリップ 私を忘れて下さい
色によって全く違うんですね… pic.twitter.com/F62Ockp2Jm— *Mayumi*会話していません*🙏 (@MayusamaGo) June 14, 2015
怖いチューリップの花言葉
- 黄・・希望のない恋
- 黒・・私を忘れて
- 白・・失われた愛
- まだら・・疑惑の愛
チューリップの黄色の花言葉
「希望のない恋、名声、正直、明るさ、絶望的に恋をしている」
「希望のない恋」という怖い言葉があります。
ヨーロッパでは、黄色は裏切りを連想させる言葉なので、黄色はあまり良くない言葉になっていますね。
黄色はキリスト教におけるイエスキリストの弟子、ユダのシンボルカラーとも言われています。
ですが、チューリップの黄色の花言葉には、「正直」「明るさ」「絶望的に恋をしている」という意味もありますので、
黄色のチューリップを贈られても、ポジティブに捉えることも出来ます。
チューリップの本数によっても花言葉が違いますので、ご注意下さいね。
チューリップ黒色の花言葉
「私を忘れて」は、別れを告げる言葉ですね。
珍しいからって、恋人に黒一色の花束を贈ったら、振られてしまいそう。
気を付けましょうね。
チューリップ白色の花言葉
「失われた愛、新しい愛、許してください、純粋」
「失われた愛」「許してください」という怖い花言葉があります。
「新しい愛」の花言葉には、新たに恋が始まる、再生の意味もあります。
チューリップまだら色の花言葉
「疑惑の愛」「美しい眼」
複数の色が混ざってきれいでも、少し妖艶で人の心を惑わす「まだら色のチューリップ」
「疑惑の愛」花言葉は怖いですが、まだら色のチューリップにぴったり合っています。
チューリップのピンクや赤など、他の色の花言葉は、愛にまつわる素敵な言葉が多いです。
ちなみに、チューリップ全般の花言葉は、「思いやり」「博愛」です。
とても良い花言葉ですね。
チューリップの「花言葉」色別
チューリップの花言葉ですが、まずは色別にご紹介いたします。
- 赤・・恋の告白
- 紫・・永遠の愛、気高さ
- ピンク・・愛の芽生え、誠実な愛
- オレンジ・・照れ屋
- 黄色・・希望のない恋、名声、明るさ、絶望的に恋をしている
- 黒・・私を忘れて
- 白・・失われた愛、新しい愛、純粋
- まだら色・・美しい眼、魅惑の愛
です。
チューリップの「花言葉」本数別
次に、本数別の花言葉をご紹介いたします。
- 1本・・あなたが運命の人
- 3本・・愛している
- 4本・・一生愛し続ける
- 6本・・あなたに夢中
- 8本・・思いやりに感謝
- 9本・・いつも一緒にいよう
- 11本・・最愛
- 12本・・僕の恋人(妻)になって
- 15本・・ごめんなさい
- 16本・・不安な愛
- 17本・・絶望の愛
- 40本・・とわの愛を誓う
- 50本・・永遠
- 99本・・とわの愛
- 108本・・結婚してください
です。
特に告白やプロポーズには12本の花を贈ると幸せになれるという事で、とても人気の本数です!
15~17本はなぜかあまり良くない言葉なので、注意してくださいね。
チューリップの「花言葉」品種別
そして、チューリップの花言葉には、実は品種によっても花言葉があります。
こちらもご紹介いたしますね
- 原種チューリップ・・まじめな恋
- アップスター・・天真爛漫
- アンジェリケ・・夢
- ピンクダイヤモンド・・年頃
- モンテカルロ・・名声
- クリスマスパール・・童心
- ホワイトリバースター・・新しい恋
というものです。
この品種特徴
- 原種チューリップ・・野生種やそれに近いチューリップ。100種類以上もある
- アップスター・・白地にピンクがさした、八重咲の華やかな花
- アンジェリケ・・白と淡いピンクのバラのような八重咲の花
- ピンクダイヤモンド・・ピンクの一重咲の花
- モンテカルロ・・黄色い八重咲の花
- クリスマスパール・・光沢のある濃いピンクの一重咲の花
- ホワイトリバースター・・白い、先が外側にカールした、ドレスのような花
です。
チューリップの品種は多く、その品種ごとにいろいろな花言葉があります。
チューリップの名前の由来
チューリップの名前の由来は、実は意外なものからなのです。
その語源は「チェルバン(tulbend)」といい、実はこれは「ターバン」の事です。
トルコ駐在のオーストリア大使オージェ・ギスラン・ド・ブスベックが現地で何の花かを尋ねたところ
通訳の方が誤って、花の名前ではなく、形を聞かれていると勘違いしてしまったのです。
そして、花の形がターバンに似ている、と答えました。
そこで花の名前が「チェルバン」と伝わり、後に「チューリップ」になったと言われています。
その名前が全世界に広まったのです。
ちなみに、トルコ語でチューリップのことは「ラーレ」と言います。
もし正しく伝わっていたら、日本でもラーレと呼んでいたのですね。
チューリップは、トルコのアナトリア地方が原産です。
トルコのトプカプ宮殿などや、ブルーモスクなどのタイルの装飾、君主たるスルタンの衣服などにチューリップが描かれています。
当時、チューリップは、富、権力、尊敬の象徴として、とても高貴な花とされていました。
ちなみに、和名では「鬱金香(うこんこう)」と言います。
この花の香りがスパイスのウコンのような香りがすることから、名付けられました。
チューリップの国オランダに伝わる伝説
「チューリップの伝説」
3人の騎士からプロポーズされ、それぞれ家宝の王冠、剣、黄金を贈られたオランダの少女。
ひとりを選ぶことができず、ついに花の女神に頼んで花に姿を変えてもらったという伝説
花言葉の由来にもなっているそうです。 pic.twitter.com/j0z3cYcqml
— 0802-keiko (@0802keiko) March 2, 2014
チューリップといえば、オランダも有名ですね。
チューリップにまつわるこんな伝説が、チューリップの国、オランダにあります。
あるところにとても美しい娘がおりました。
3人の騎士に求愛され、それぞれ贈り物を捧げました。
- 1人は王冠
- 1人は剣
- 1人は黄金
しかし、心の優しい娘は、誰か一人だけ選ぶことはできませんでした。
娘は春の女神フローラに祈り、自分の姿を花に変えてもらうように頼みました。
そこで春の女神は、娘を
- 王冠のような花びら
- 剣のような葉っぱ
- 黄金のような球根
を持つ、美しい花の姿に変えました、というものです。
チューリップの花言葉「思いやり」は、3人の騎士を想う娘の気持ちから生まれました。
その花言葉に「愛」の言葉が多いのも分かりますね。
チューリップはその生産量1位のオランダを始め、トルコ、ハンガリー、アフガニスタン、イランなどの国の国花でもあります。
世界中で愛される花なのですね。
まとめ
チューリップの花言葉は怖い?色と本数で意味が変わる!についてはご参考になったでしょうか。
- 17本の黄色チューリップ・・「絶望の愛」と「希望のない恋」
- 15本の黒いチューリップ・・「ごめんなさい」と「私を忘れて」
- 15本の白いチューリップ・・「ごめんなさい」と「失われた愛」
- 16本のまだら色のチューリップ・・「不安な愛」と「疑惑の愛」
という怖い意味が秘められていますので、ご注意下さいね。
チューリップの花言葉には、愛にまつわる素敵な言葉も多いです。
春の陽気に揺れる、可憐なチューリップを楽しんでくださいね。
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