胡蝶蘭の花言葉は怖い?そのイメージはどこから?

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胡蝶蘭の花言葉は怖い?

ラン科の植物の1つである胡蝶蘭は、東南アジアに分布する花です。

胡蝶蘭は、美しさ・豪華さなどから様々なお祝いごとの贈り物として選ばれていますね。

まるで蝶が舞っているように見える花姿で白を思い浮かべる方が多いと思いますが、

ピンクや黄色、赤い花も存在する、色の種類が意外に多い花でもあります。

そんな胡蝶蘭は学名をファレノプシスと言い、「蛾(ガ)のような」という意味を持っています。

なんか少し怖い気がしませんか?

学名にちなんで花言葉も怖いのか…そこで胡蝶蘭の花言葉について解説します。

その学名のように怖い胡蝶蘭の花言葉なのでしょうか。

目次

胡蝶蘭の花言葉は怖い?

胡蝶蘭に怖い花言葉も悪い意味もありません。

胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」です。

ひらひらと舞う蝶のように幸福が舞い込んでくると想像し、このような花言葉になったのでしょう。

胡蝶蘭は、高級な花ですが、お祝いで贈る意味がよくわかりますね。

そしてもう一つ、「純粋な愛」という花言葉もあります。

この花言葉から白の胡蝶蘭は、お葬式などでも使われています。

英語の花言葉には「愛情」「美」「高級・豪華さ」「上品・優雅」というものもあります。

見た目の優雅な花姿そのもののような花言葉です。

胡蝶蘭の花言葉が怖いイメージはどこから?

胡蝶蘭の学名「蛾(ガ)のような」

胡蝶蘭の正式な学名は「Phalaenopsis aphrodite(ファレノプシス アフロディテ)」です。ファレノプシスは「蛾(ガ)のような」という意味

アフロディテは愛と美と性を司るギリシャ神話の女神で英語名はヴィーナス(Venus)

彫刻「ミロのヴィーナス」は、アフロディテなのです。

胡蝶蘭は「蛾のような美しさ」という意味に取ることが出来ます。

なんだか妖しげに感じますが、なぜ蝶ではなくて蛾なのでしょう。

日本では蛾(ガ)をイヤなもの、蝶(ちょう)をきれいなものとして区別しています。

しかしフランスやドイツなどは蛾と蝶を同じ種類として扱っています。

不気味な感じを受けますが、海外では蛾と蝶に区別はあまりないためこのような学名になったのだと思われます。

「蛾」という単語を聞いてマイナスの印象を受けるのは日本人だからかもしれません。

胡蝶蘭の花言葉は「蛾」から想像するような怖ろしいものではなく、学名のアフロディテにちなんだ美しい素敵な花言葉なのです。

蘭の花言葉で怖いものもある

カトレア⇛魔力・成熟した大人の魅力・優美な貴婦人・ 魅惑的

デンドロビウム⇛ わがままな美人

シラン⇛薄れゆく愛・あなたを忘れない・美しい姿・変わらぬ愛

アングレカム⇛ いつまでもあなたと一緒・祈り

捉え方次第で、ちょっと怖い花言葉もあります。

集合体恐怖

胡蝶蘭は、集合体で人工的に形が整えられていますが、それを美しいと感じる人がいる一方で、

胡蝶蘭の集合体に対して恐怖を感じる人も・・

集合体恐怖の蓮コラがありますね。

蓮の種が詰まっている穴の部分を人の一部と組み合わせたものです。

生理的な嫌悪を感じるため「蓮コラ」は検索してはいけない言葉とも言われています。

胡蝶蘭の寿命

胡蝶蘭の野生では、寿命は50年以上とも言われています。

とても寿命が長く、枯れたり生えたりを何度も繰り返すのです。

考え方によっては、ちょっと怖さを感じますね。

その他の意見として、胡蝶蘭をアップにしてよく見たら普通に怖い・胡蝶蘭の根が伸びてきて怖いなども・・

ところで、色別の花言葉はあるのでしょうか。

胡蝶蘭の色別の花言葉は?

白い胡蝶蘭の花言葉は「清純」です。

胡蝶蘭の白は純白といってよいほど美しく、花嫁のウェディングドレスを想像させる色ですから、このような花言葉がついたのでしょう。

お祝いで贈られて窓際などに飾られている胡蝶蘭をよく目にしますが、圧倒的に多いのは白の胡蝶蘭です。

白はフォーマルな色の中でも最も格の高い色ですから、やはりお祝い事には白の胡蝶蘭を贈る場合が多いのですね。

ピンク系の胡蝶蘭は「あなたを愛します」というストレートで簡潔で少し情熱的な花言葉です。

青い胡蝶蘭の花言葉は、「愛」「尊敬」

青い胡蝶蘭は、ツユクサから遺伝子を取り出して、美しい青色の胡蝶蘭を作ることに成功しました。

青色に染めた胡蝶蘭「ブルーエレガンス」も同じ花言葉です。

胡蝶蘭にはほかにも色があります。

白・ピンク・青のほか、中央の部分が赤い「赤リップ」・「赤」・「黄」・「オレンジ」・「紫」など様々ですが、他の花色にちなんだ花言葉はまだありません。

でも、きっととても素敵な花言葉になることでしょう。

胡蝶蘭に共通している花言葉は、「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」です。

様々なお祝いごとの贈り物として縁起が良いことには変わりませんよ。

胡蝶蘭とは?特徴は?

胡蝶蘭と聞くと高価な花というイメージですね。

花のサイズにもよりますが、高いものは5万円くらいするものもあり、予算として1万円前後を見込んでおく必要がある花です。

原産地は東南アジア、マレーシア、インド南部、インドネシア、台湾南部など熱帯地方の植物です。

性質は乾燥に強くしかし多湿を好み寒さに弱い…など、とてもデリケートですが、花が咲くと1か月以上咲き続けることが出来ます。

本来2~3月が花の咲く時期ですが、今では温室栽培などで年間を通して美しい花を楽しむことができます。

華やかな見た目と違い香りはほとんどありません。

ユリのように花粉が飛び散ることもない、飾っておくにはとても適した花といえます。

寿命は長いもので50年以上ともいわれ、しっかりお手入れすれば何度でも花を楽しむことも可能です。

胡蝶蘭は、種をフラスコで約1年培養したあと鉢に寄せ植えし、そこから2年から2年半ほど育てて出荷されます。

大変手間のかかる植物ですから高価なのも頷けます。

それなら輸入した方が良いのでは?と思いますが・・

胡蝶蘭はとてもデリケートな植物で、揺れや急激な温度変化に対応することができないため、輸入は難しいのです。

ですから、単価が高くなっても国内で栽培する必要があります。

もし胡蝶蘭をいただいたら

  • 15℃以上を保ち(10℃以下にはならないように)
  • 風通しの良い直射日光の当たらない明るい場所に置く
  • 一度置いたら極力場所を変えないようにする

など、しっかりとお世話して長持ちさせて下さい。

まとめ

胡蝶蘭の花言葉は怖い?そのイメージはどこから?についてはご参考になったでしょうか。

このまとめで、胡蝶蘭の花言葉や特徴はお分かりいただけたと思います。

蛾と蝶の区別がないなんて、ちょっと驚いてしまいませんか?

胡蝶蘭はお祝いなどで贈るだけの花だと思っている方もたくさんいらっしゃると思いますが・・

これを機会にご自分のために購入して、長い寿命を楽しんでみるのも楽しいかもしれません。

花のある暮らしはとても心が和むものです。

丁寧に世話をして株分けをし、お友達にプレゼント出来たら、きっと喜んでもらえると思います。

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