でもよくみると、クリクリお目々が可愛いんです。
うちの実家は築50年。相当古いので、人間以外にもいろいろ遭遇します。
その中でも多いのはヤモリなのですが、害虫駆除剤などでヤモリを退治するようなものは置いていないです…。
私の母は「ヤモリは家守と言って、家を守ってくれるからよ」
と言っていますが、本当かなぁ~。
ヤモリが縁起良い理由は?
ヤモリは害ない?活動時期は?
イモリとどう違うの?
などについて、お伝えしていきます。
ヤモリが縁起良い理由は?
ヤモリは住宅に悪影響を及ぼす害虫を捕食してくれるので、家守(ヤモリ)と呼ばれているのです。
それが、ヤモリが縁起良い理由です。
トカゲに似た外見なので、遭遇するとびっくりしてしまいますが、「益虫(害虫の反対語)」として重宝されてきました。
家の中で見かけた場合、家に縁起が留まると言う意味があります。
そして、ヤモリを見かけたら金運や開運アップの予告だと言われています。
特に白いヤモリを見ると「金運が大幅にアップ」するとも・・・
ヤモリの中でも色素が欠乏した「アルビノ」タイプなのですが、珍しいうえ目立つので、自然の中ではめったに見られません。
そのため、縁起が良いという風に言われているです。
特に日本では白へびや白馬など、白い動物は縁起が良いとされていますよね。
ちなみに、「夢で白いヤモリを見る」と幸運が訪れると言われています。
数匹のヤモリを飼う、あるいは発見するなどの夢は、人間関係が改善する前触れとも・・・
そして、女性が家の中でヤモリを見た時。
実は妊娠を告げる生き物として昔から言い伝えがあるのです。
海外のヤモリの縁起は?
東南アジアでは、赤ちゃんが生まれるときにヤモリが鳴いていると、その子は幸せになれるとか。
海外でもヤモリは人気です!
インドネシアのバリ島では「幸運を運んでくれる」という縁起の良い生き物なので、ヤモリのオブジェやアクセサリーが売られています。
お守りとして身につけるのも良いですね。
ハワイでは、ゲッコー(ヤモリ)は「AUMAKUA(アウマクア)」という守り神の化身(守護神)といわれ、幸運の象徴とされています。
アウディ(車)の「クワトロ」のシンボルマークがヤモリ(ゲッコー)
ヤモリは害ない?
ヤモリは
- ゴキブリ
- 白アリ
- ハエ
- 蛾
- 蚊
など、人間に害を及ぼすような虫を食べてくれます。
そういう虫を目にしなくても良いなら、ストレスもたまりませんよね?
ヤモリは縁起が良いだけではなく、現実世界にも福をもたらしてくれるのです。
そして、よく見るニホンヤモリに毒はありません。
掴んで捕獲すると噛むことはありますが、痛くはありません。
室内でいきなり出くわしたり、天井から落ちて来たりと心臓には悪いですが、本当に害のない生き物なのです。
ヤモリの活動時期は?
ヤモリの活動時期は春から秋
ヤモリは夜行性なので、昼間より夜に見かけることが多いでしょう。
民家付近に生息します。
特に夏の夜になると、部屋の明かりに寄ってくる虫を目当てに現れます。
冬の間は、軒下に潜り込んだりして、家の中に潜みながらじっと動かず寒さから身を守っているのです。
ヤモリとイモリの違いは?
イモリとヤモリ、よく似ていますが、違いはどうなのでしょう?
イモリの特徴
イモリは主に淡水の流れのない水の中、井戸などに生息しています。
それゆえ、井戸の守=イモリなのです。
昆虫やミミズを食べて生活しています。
まさに井戸の害虫を守るイモリなのです。
水中や水辺にすむ、両生類の生き物です。
卵からかえってすぐの幼生のころは水の中で生活するのでエラ呼吸ですが、大きくなると肺呼吸します。
体の表面が粘液で覆われていて、常にしっとりとした状態で保たれています。
特に活動時間は決まっていません。
また、イモリの指は前脚に4本、後ろの脚には5本あります。爪はありません。
しっぽを切られても、骨まで再生する能力を持っています。
ただ、「トカゲのしっぽ切り」のように、自分では切ることができません。
目の後ろにある耳線は有毒物質を分泌します。
テトロドトキシンという毒で、そのためイモリのお腹は赤くなっています。この毒、フグと同じものです…。
イモリのテトロドトキシンそれほど多くないので、人への危険性は少ないです。
でも、この毒が人の目や粘膜に触ると炎症する可能性がありますので、イモリを触ったら必ず手洗いしましょう。
皮膚の弱い人もお気を付けください。
ヤモリの特徴
ヤモリは肺で呼吸します。
陸に住む爬虫類です。
ワニ、カメの仲間なのですね。うろこがあります。
ヤモリの指は前も後ろも5本指。
ヤモリも家の壁や天井を登っていきますが、イモリのような吸盤はなく、多数の細かい毛が生えていて、その角度によって粘着力が強くなったり、弱くなったりします。
この仕組みが2000年代に解明され「ヤモリテープ」という新商品になりました。
しっぽを再生することはできますが、骨までは再生できません。
そしてしっぽを自力で切ることができます。
イモリと違ってまぶたがありません。
乾燥防止のため、自分の舌で目をなめることがあります。
まとめると
- イモリは両生類、ヤモリは爬虫類
- イモリの前脚の指は4本指、ヤモリは5本
- イモリは全身がシットリしていて毒があり、ヤモリは乾燥している
- イモリは、まぶたがありますが、ヤモリにはありません
という事になります。
まとめ
ヤモリが縁起良い理由は?などについてはご参考になったでしょうか。
個人的に爬虫類は、苦手とまではいきませんがあまり好きではありません。
ですが、ヤモリを初めて見た時は、思わず「可愛い」と思いました。
ヤモリのつぶらな瞳がカワイイですよね。ヤモリの赤ちゃんは特に・・・
ヤモリの平均寿命は10年以上、中には20年以上も生きて、家を守ってくれています。
家の周りで見つけたら、家を守ってくれる生き物として、害を与えないようにしましょうね。
コメント