ビオラとパンジーとスミレの違いは?それぞれの特徴!

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ビオラとパンジーとスミレの違いは?
寒さはまだまだ厳しいですが、日差しが暖かくなってきて、春めいてきましたね。

花壇の花も、咲き誇っています。

最近、花の色だけではなく、品種にも興味を示して「これ何の花?」と質問し始めた子供。

ビオラとパンジーを「どう違うの?」と質問してきましたが…。

  • ビオラとパンジーとスミレの違いは?
  • ビオラとパンジーとスミレのそれぞれの特徴は?

について解説していきます。

目次

ビオラとパンジーの違い?

まずはビオラとパンジーの違いから。

園芸用に品種改良され、園芸の世界では、ビオラとパンジーと区別しています。

ですが、毎年いろいろな品種が出るため、一概にこう!と言えないのです。

パンジーとビオラの区別は曖昧になっています。

厳格な違いは無いようですが、大まかなポイントとしては、花の大きさと数。

ビオラとパンジーの大きさの違い

  • パンジーは花の大きさが5㎝以上
  • ビオラは3㎝以下

です。

品種によっては小さめのパンジーや大き目のビオラもありますが、基本的にパンジーは小さい、ビオラは大きいと覚えてください。

両者ともに育てやすく、寒さに強いので、特に水やりなどに区別なく、同じように育てていけます。

また、大きさで見分けをつけるのが難しい場合は

  • たくさん花を咲かせるのがビオラ
  • 比較的花が少ないのがパンジー
  • という見方もできます。

    まだまだ知名度はあまりないのですが、パンジーとビオラの中間的な大きさの花をつける品種を「パノラ」と呼ぶこともあります。

    よく分枝して長い期間にわたってたくさんの花をつけるビオラと、花の色が豊富で大きな花を咲かせるパンジーの性質を併せ持った種類の花です。

    ビオラとパンジーとスミレの違いは?

    スミレはパンジーやビオラの原種ともいえる花です。

    日本にも野山や草原に昔から生えていました。

    花は園芸種のビオラよりも小さめですが、性質は丈夫です。

    • パンジーやビオラは1年草もしくは2年草
    • スミレは多年草

    が、特徴です。

    また、丈夫であるため、スミレは痩せた土地でも繁殖します。

    花壇である程度世話をしないと育たない園芸種のパンジーやビオラに比べると、生命力の強い花と言えます。

    ビオラとパンジーとスミレの違いをまとめると

    • パンジー=花が大き目、一株に咲く花の数が少ない
    • ビオラ=花が小さめ、一株に咲く花の数が多い
    • スミレ=多年草で丈夫、パンジーやビオラの原種

    と押さえておいてくださいね。

    ビオラの特徴

    ビオラはヨーロッパに自生する野生のスミレを品種改良した花です。

    ビオラの英名は「ガーデンパンジー」と呼ばれています。

    もともとビオラという名前はスミレ属を指す言葉ですが、小さい花をたくさんつける種類をビオラと呼ぶようになりました。

    色も豊富で、青、紫、ピンク、白とたくさんの色があります。

    和名では三色スミレと呼ばれることもあります。

    紫と白と黄色の三色が揃うビオラは、よく見る品種ですね。
    黒い色もありますよ。

    今でも毎年多くの品種が生み出されています。

    ビオラの「YTT」という品種は

    yesterday(昨日)・today(今日)・tomorrow(明日)・・・と色が変わっていきます。

    花言葉は

    • 誠実
    • 信頼
    • 純愛
    • 少女の恋

    という言葉があります。

    パンジーの特徴

    パンジーもビオラと同じく、ヨーロッパに自生する野生のスミレを品種改良した花です。

    19世紀ころから改良が重ねられ、現在では数千種ほども種類があります。

    花の咲いた様子が、うつむいて物思いにふけっているように見えることから、フランス語のパンセ(思想)という言葉が変化して、パンジーと呼ばれるようになりました。

    日本には江戸時代にオランダから入ってきたと言われています。。

    花の中央部が人の顔のように見えることから、

    「人面草」と呼ばれたり、蝶が羽を開いた様子に見えることから、「遊蝶花」と呼ばれていたそうです。

    原種のスミレに近い紫や青をはじめ、赤、黄色、オレンジ、白、黒など、色も多種多様です。

    二色以上の色があるものや、花の中心に人の顔に見える「ブロッチ」という模様の入ったもの、フリルのような花びらの形のものもあります。

    パンジーやビオラの植え付けの時期は、気温が20℃以下になってからです。

    9月頃から出回りますが、暑さに弱いので暑いうちに植え付けると、蒸れて枯れることもあります。お気を付けください。

    日当たりの良い場所を選んで植えてくださいね。

    花言葉は

    • 物思い
    • 思慮深さ
    • 私の事を想ってください
    • 陽気さ
    • 思い出

    などがあります。

    スミレの特徴


    スミレは

    • スミレ科スミレ属の総称を指す場合
    • パンジーやビオラなどと種類の違うビオラ・マジョリカ(Viola mandshurica)という品種を指す場合

    の二つがあります。

    パンジーやビオラと区別するためにマンジョリカと呼ばれている場合もあります。

    スミレは日本に古来より自生していた品種で、蜜の溜まる部分が大工道具の墨入れ(墨壺)に似ていたことから、スミイレ→スミレと呼ばれるようになったと言われています。

    可愛い花の様子から、女の子の名前としても人気ですね。

    花の色は濃い紫のものが多いですが、白や黄色のものもあります。

    花びらの形はややとがり目で、蜜を入れる部分が膨らんでいます。

    葉っぱが細長いのも特徴ですね。

    植える場所ですが、日当たりを好むパンジーやビオラと違い、半日陰を好みます。

    花言葉は

    • 謙虚
    • 誠実
    • 小さな幸せ

    です。

    まとめ

    ちなみに、パンジーやビオラ、スミレは、

    エディブルフラワー(食べられる花)として、昔から親しまれてきました。

    スミレの花の砂糖漬けは、水洗いした花びらに卵白を塗り、その上にグラニュー糖をふって乾燥させたものです。

    春の一品にぜひ、可愛いですね。

    パンジーなどの肥料や残留農薬が心配な場合は、エディブルフラワー専用のものを買ってくださいね。

    ただし、スミレ科の植物には毒性のあるものも多いので、ご注意下さい。

    また、花は大丈夫ですが、ビオラやパンジーの茎や種は有害なので、絶対食べないでください。

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