喪中はがきの宛名は薄墨がいい?差出人に子供の名前を書く?

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喪中はがき 宛名 薄墨

12月に入り、そろそろ年賀状の準備を始めないと・・・

そんな事を考え始めた頃届けられるのが喪中のはがきです。

そんな喪中はがきですが、普通に黒インクで印刷されている場合と、少し薄めの薄墨印刷されている場合の二通りあることに気が付かれているでしょうか。

葬儀の時に持参する香典袋には薄墨で書くのが一般的ですが、喪中はがきの宛名も薄墨が良いのでしょうか。

そこで、そんな疑問をクリアにしていきます。

喪中はがきの宛名は薄墨?
宛名は縦書き?横書き?
差出人に子供の名前を書く?

についてお伝えします。

目次

喪中はがきの宛名は薄墨がいい?

喪中はがきの文面で、「今年は身内に不幸があったので、新年の挨拶は控えさせていただきます…」などで、薄墨で書かれたものがあります。

喪中はがきの宛名の場合は、薄墨がいいのか?黒色いいのか?と迷うところですね。

「喪中はがき」と「葬儀の香典袋に書く薄墨」との違いを知れば、疑問もクリアになります。

まず香典袋の薄墨の意味について簡単に説明します。

香典袋の薄墨の意味

香典袋 薄墨

葬儀の際の香典袋に薄墨を用いるのは「涙で文字がにじんでしまった」とか、「急な訃報を受けて慌ててお悔やみにうかがった為に墨をする時間が足りなかった」といった意味があります。

故人に対して、「悲しい気持ちで慌てて駆けつけた」ことを表すと言われています。

喪中はがきの宛名

喪中はがきの場合は香典とは違い、準備する時間が十分にあります。

ですので、喪中はがきの宛名は、黒色でも大丈夫なのです。

その際に一つ心にとめ置いて頂きたい事があります。

それは年齢を重ねるごとに目も悪くなっていくという事です。

薄い字は見え辛くなりますから、受け取る側の状況も考慮するといいですね。

郵便を配達する側のことを考えると濃い文字の方がありがたいですね。

郵便物は郵便番号で機械が選別します。

最近の機械は性能が良いので薄い文字も読み取ってくれると思いますが、最終的に人の手によって送り先に配達されます。

配達する人の事を考えると、濃い文字の方が読みやすいです。

喪中はがきに限らず、配達する人の事、受け取る人の事を考えて送るよう心がけるようにしましょう。

喪中はがきの文面

パッと見では薄墨の方が「喪に服しています」という印象を受ける人が多いと思いますが・・・

喪中はがきの文面も黒色を使って大丈夫なのです。

文面については、薄墨と黒色のどちらでもいいです。

文面に薄墨を使うか黒インクを使うかは好みの問題という事になります。

喪中はがきの宛名は縦書き?横書き?

そんな喪中はがきですが、宛名は縦書きと横書きのどちらにしたら良いのでしょうか。

最近は縦書きで文字を書くことも減ってきていますから、横書きでも良いのでは…と迷われる方も多いのではないかと思います。

もともと日本語は縦書きで書く文字なのですが、アルファベットや数字などを書くことも多い為、近頃は横書きがほとんどです。

縦書きの郵便を見ると、何となく改まった印象を受けますね。

反対に横書きは縦書きよりもカジュアルな印象を与えます。

ですから喪中はがきという性質上、目上の人に出す場合は特に縦書きがいいです。

メールアドレスや電話番号などを伝えたいような親しい友人などには横書きでも構わないと思います。

ですが・・・喪中はがきは滅多に出す物でもありませんから、たまには縦書きのはがきを書いてみてはいかがでしょうか。

文字は明朝体にすれば間違いはありませんよ。

喪中はがきの差出人に子供の名前を書く?

喪中はがき 差出人 子供

ところで、年賀状は家族連名で作りますね。

喪中はがきも家族連名で出して良いのでしょうか。

かつて差出人は夫婦の名前のみが一般的でした。

自分も今まで頂いた喪中はがきを確認してみましたが、全てご夫婦連名かご本人の名前のみで、子供の名前を書いてあるものは1枚もありませんでした。

もちろんお子さんも故人とは無関係ではありませんから、名前を書いてはいけないという決まりはありません。

ですが文面には故人と筆頭差出人との続柄を記載しますから、もしお子さんが喪中はがきを出す必要があるのであれば、手書きで名前を書き込んで送るのがいいです。

また子供関係の知人に出す場合、「子供の名前がないと誰だかわからない…」という心配がある場合も、手書きで子供の名前を書き入れて一言添えるとわかりやすいでしょう。

ですが、喪中はがきに明るい話題はNGです。

添える一言は年賀状に書くような「また一緒に遊んでね」などの明るい内容は避け、故人と子供とのエピソードなどを添えると、とても気持ちのこもった喪中はがきになります。

年賀状をやり取りするだけの疎遠になってしまった友人に出すこともあると思います。

年賀状で近況を報告し合い、いつかまた会える日を楽しみにしている…そんな関係の場合は、改めて寒中見舞いなどを出してはいかがでしょうか。

たまには、はがきを書いてみるのも楽しいですよ。

まとめ

喪中はがきの宛名は薄墨がいい?などについてはご参考になったでしょうか。

喪に服する行為は、神道の概念に起因しています。

人の死は「穢れ(けがれ)」と考えられていて、その穢れが他人に及ばないようにする為に一定の期間喪に服するという風習が現在も受け継がれているのです。

また、喪中はがきは正式には「年賀欠礼状」といい「喪中の為、新年のお喜びをお伝えすることが出来ません」という挨拶状です。

ですから、受け取る側が年賀状の準備を始める前、遅くとも12月の始め頃までに届くように出してくださいね。

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